ホームページ制作の依頼をするのだけど、初めてなので分からないことが多い・・・
こんなホームページを作りたいというイメージにこだわりましょう。『選ぶこと』も大事ですが、『選ばないこと』も大事です。
コンビニでジュースを買うのと違って、ホームページ制作は気軽に買えません。何度も経験するものではないという意味では家づくりに似てます。
『費用はどれくらい?』『どこに依頼すればいいの?』『依頼の流れは?』『注意点は?』など、分からない点も多いかと思います。
そこで、山梨県北杜市でホームページ制作やSEO対策を専門に行う『ヒノキブンコ』担当者が、分かりやすく解説します。
目次
はじめに
大事にするべきことは、それが自分が望む形であるかどうか、ということです。
制作会社との打ち合わせが進むと、自分が望むと望まざるにかかわらず、話が大きくなりがちです。気分が高まり、その場で自分が本当に望んでいない仕様に同意してしまうこともあります。デザインと聞くと、何かを選ばなければいけないという気持ちになりがちです。
しかし、無理に選ぶ必要はありません。『選ぶこと』も大事ですが、『選ばないこと』も大事です。自分のイメージを実現するには、シンプルに考えることも必要だからです。いくつかのデザインや仕様、ワイヤーフレームなどを提案されることになりますが、しっくりくるものがなければ、選ばないことも大切です。
ホームページ、HP、ウェブサイト、WEBサイトは同じ意味ですか?
はい。『ホームページ』『HP』『ウェブサイト』『WEBサイト』はすべて同じ意味です。ウェブサイトが誕生した時代は『ホームページ』という言い方が一般的でしたが、時代が変わり、より正確な表現である『ウェブサイト(WEBサイト)』という言い方も広まりました。
どれを使っても、制作会社に対して意味は通じますので、ご安心ください。ちなみに、制作会社の人もホームページと言ったり、ウェブサイトと言ったりしています。
ちなみにGoogleでの検索数を調べると、ホームページ制作が一番多く検索されています。
ホームページ制作・・・26,000回
web制作・・・18,000回
ウェブ制作・・・3,400回
ウェブサイト制作・・・ほとんどなし
※月あたりの検索回数
ホームページ作るのにいくらかかる?制作費用・相場について
ホームページ制作費用の相場は、20~200万円と幅があります。『下層ページは何枚か?』『カメラマンを入れるか』『ドローン空撮をするか?』『ライティングを入れるか』『ロゴデザインをいれるか』『企画構成費を入れるか?』『イラストを作るか?』などで費用が変わってきます。ワードプレスのテンプレートというベースプランを下地にする場合、100万円以下で収まることが多く、テンプレートを使わずにフルカスタマイズ・フルデザインする場合、100〜200万円程度のコースになるイメージです。
ホームページ制作の相場表(仕様面から)
ホームページの仕様 | 費用の相場 |
テンプレートデザインで簡素に制作(html+cssの従来の形、企画構成費なし、撮影・イラスト制作無し) | ~20万円 |
テンプレートデザインで簡素に制作(ワードプレス、企画構成費なし、撮影・イラスト制作なし) | 20万円~50万円前後 |
ワードプレスでカスタマイズ制作(企画構成費あり、撮影・イラスト制作あり) | 40〜150万円 |
ネットショップ、ECショップ | 50万円以上 |
ホームページ制作の相場表(目的から)
ホームページの目的 | 費用の相場 |
最低限の簡素なウェブサイト | ~20万円 |
集客やブランド認知のためにデザイン、SEO対策されたウェブサイト(会社HP、ショッピングサイトなど) | 50万円~150万円程度 |
デザイン性が高く、ページ数、情報量が多いウェブサイト(市町村HP、大手企業HPなど) | 150万円以上 |
ホームページ制作とは何ですか?
ホームページ制作・Web制作とは、企業や個人がホームページ(Webサイト)を構築し、レンタルサーバー(ホスティングサービス)を介して世界に公開することを言います。
新しく作ることが一般的ですが、すでにあるWebサイトを作り替えることをHPリニューアルと言います。
ホームページは『制作』?『製作』?
この2つの漢字は意味が異なります。ホームページは創造的な要素が強いため『制作』の漢字が使われます。
制作とは?
絵画や映画、デザイン品などの作品を創造的に創ること。
製作とは?
機械や道具を使って、さまざまな日用品や工業部品を正確に作ること。
ホームページは自分で作れますか?
はい、作れます。
まず、htmlやcss、FTPが分かるようになれば、ゼロから自分で作れます。
また、WordPress(ワードプレス)というCMS(コンテンツ管理システム)を使えば、htmlやcss、FTP、phpの知識がなくても、簡単にホームページを制作、公開、運用できます。ただし、デザインやSEO対策を行おうとすると、htmlやcss、phpの知識が必要です。
またホームページ作成ソフトを購入してホームページづくりを効率的に行うのもいいでしょう。
おすすめのホームページ作成ソフト
- Homepage Builder(ホームページビルダー)・・・昔から人気のあるホームページ作成ソフトです。
- Bindup(バインド)・・・一部のユーザーに支持されているサービスです。
- Dreamweaver(アドビドリームウィーバー)・・・プロも使う何でもできるAdobeのソフトです。
ホームページを作るサイトはどこですか?
ホームページを作るサイトもあります。オンラインサービスでホームページをデザインを入れて制作できるサービスです。多少のhtml知識などが求められる場合もありますが、cssの知識はなくてもいいので、自分で『オシャレに』サイトを作りたい場合はおすすめです。
おすすめのホームページ作成オンラインサービス
ホームページをオンラインで作れるサイトもあります。無料、有料があります。SEO対策やhtml編集ができる範囲が限定されますが、それでもオシャレなサイトを作ることができます。運用次第ではしっかり集客も見込めますのでおすすめです。
- Jimdo(ジンドゥー)
- Goope(グーペ)
- ペライチ
- Wix(ウィックス)
- Googleサイト
制作会社の探し方
まずは地元のホームページ制作会社を探してみてもいいでしょう。たとえば『山梨 ホームページ制作』などで検索すると、実績のある制作会社やアトリエが見つけられます。制作実績を見れば、その会社が得意とするデザインやサイトの雰囲気が分かりますよ。
また、今はズームなどでオンラインの打ち合わせができれば、必ずしも近くの制作会社でなくてもいいようです。
ホームページ制作の流れ、手順
相談・打ち合わせ
直接面談、オンラインビデオ通話などで打ち合わせを行い、あなたの作りたいホームページのイメージや作る目的を伝えます。相談相手の制作実績やあなたへどんな提案をしてくれるかをざっくばらんに確認します。また、補助金を利用する予定がある場合は、この段階で伝えておきます。『補助金が通ったら制作を依頼する。納品は○月までに必要』、『補助金は申請するが、通らなくても依頼します』など。
見積もり
打ち合わせで依頼を検討する場合は、見積もりを依頼します。
正式依頼
依頼することが決まったら、その旨を伝えます。
ワイヤーフレームを受けとり、確認する
実際にこのようにホームページができあがります、という完成予想図のことを、業界ではワイヤーフレームと呼んでいます。ワイヤーフレームは発注から2週間〜2ヶ月ほどで渡されますので、これを確認し、自身のイメージに合うように修正を重ねて、最終的にワイヤーフレームを決定します。
予算規模により、ワイヤーフレームの作成がない場合もあります。
納品
決定したワイヤーフレーム通りにページ構成やデザイン、動きができているか確認します。この段階でワイヤーフレーム通りでも自身のイメージに合うように多少の修正を行うことができるのが一般的です(大規模な変更は不可であることが多いです)。最終的に問題なければ、納品完了とし、サーバーにて公開してもらいます。
支払い
制作費用を支払います。支払確認後にホームページ公開となる場合も多いです。
ホームページ制作を依頼する際に注意したいこと
目的は『ブランド・認知』か『集客』か『決済機能』か?
ホームページはデザインに費用をかけたからといって、見てくれる人が増えたり、集客効果が高まるわけではありません。
本格的に集客を目指す場合はマーケティングやSEOが必要となります。
そのためホームページを制作する目的がなんなのかを自身やチームで考え、共有しておく必要があります。制作会社への相談では、この目的をまず伝えることが大事です。
費用・予算をあらかじめ明確にしておく
制作会社に伝えておくかどうかは別にして、かけられる予算についてはあらかじめ明確にしておくべきです。
制作会社の担当者とのやりとりに問題ないか?
ホームページ制作は長い道のりなので、制作会社の担当者とのやりとりも長期・頻繁になります。そのため、コミュニケーションが問題なく図れること、こちらの要望や疑問に丁寧に対応してくれるかが大事です。家づくりで、工務店の担当者が信頼できるかどうかが大事と言われることに似ているかもしれませんね。
ショッピングカート機能、決済システムは必要か?
ショッピングカート機能、決済システムが必要な場合、はじめに伝えておきます。ワードプレスなど一般的なホームページの制作方法とは基本的に異なるためです。ショッピングカート機能、決済システムを搭載したサイトは、ECサイト・ショッピングサイトと呼ばれ、クレジット決済やコンビニ決済を導入します。また、受注システムや納品書発行システムなども併せて搭載されることになります。
サーバーの場所やドメインの所有権について確認する
作ったホームページを公開するためのサーバー(ホスティングサービス)に、制作会社側のサーバーを使う場合と、あなた側が用意したサーバーを使う場合があります。
制作会社側のサーバーに置いてもらえれば、自身でサーバー契約、管理をしなくていいので安心です。また、今は高性能、高セキュリティのサーバーが月1,000円ほどと安価に契約できる時代なので、自社・自身でサーバーを用意するケースが増えています。そのような希望も対応してくれるかを確認するといいでしょう。
また、ドメインについては所有権がどこにあるかを確認しておくといいでしょう。基本的には、ドメイン所有権は制作会社側ではなく、依頼者側にあるのが一般的ですし、おすすめの形と言えます。
見積もり内容で確認したいこと
◎企画構成費が含まれるか?
◎ワイヤーフレーム(完成予定図)がもらえるか?
◎文面や写真は依頼者がどこまで用意するか?
◎ホームページ公開後、サーバー料、ドメイン料はどれくらいかかるか?
◎保守メンテナンス料はかかるか?いくらか?
◎レスポンシブ対応か?
◎動画制作は含まれるか?ドローン撮影はしてくれるか?(必要なら)
◎SEO対策は行われるか?どのような内容か?
◎ワードプレスか?
納品・公開後の保証について
ホームページのアップ後に、なんらかの不手際・不具合が制作会社側の原因で発生した場合、無償で修復・保証を対応してもらえるかを確認しておくといいでしょう。見積書などに記載されていることもあります。
公開後の保守メンテナンスの費用や保守内容について
自社に詳しい方がいれば、ワードプスのメンテナンスは自社で行えることもあるでしょうが、多くの場合は制作会社がホームページを保守することになります。
ワードプレスの場合、プログラムなので、ワードプレス本体のプログラムやテーマ、プラグイン、phpの更新を定期的に行う必要があります。これを行わないと、サイト崩れが発生する可能性があります(すぐにそうなるわけではありませんが)。
そこで、保守メンテナンス代がいくらかをあらかじめ確認していくことをおすすめします。保守の相場は大規模なサイトでなければ、月に3,000円から5000円くらいです。
ホームページ作成の3大要素
デザイン性・・・サイトの見た目などです。色使いやモーション、写真、イラストで実現していきます。
機能性・・・レスポンシブ対応(スマホでも文字や画像が見やすいこと)やハンバーガーメニュー、下層ページとのつながりなど動線を指します。
SEO・・・公開したホームページが、GoogleやYahooなどの検索で上位に表示されるように対策されていることを言います。
ホームページの作成の依頼先
- 大手制作会社・・・大規模なサイト、高度なセキュリティが求められ運用も一任する場合、大手制作会社がおすすめです。
- 地域の制作会社・・・その地域で長年Web制作している製作所は実績もあり信頼できます。
- アトリエ、フリーランス、個人事業主・・・いい方を見つければ、手の込んだいいものを安価に納品されるメリットがあります。
ホームページ制作に活用できる補助金・助成金
ホームページ制作に活用できる補助金・助成金には以下があります。
- 小規模事業者持続化補助金
- IT導入補助金
- 事業再構築補助金
- 自治体による補助金