2025年1月26日(日)、山梨県立科学館でマイクロズーを開催しました。
マイクロズーは身近なミクロの世界を観察するイベントです。川の中、苔の中の微生物(クマムシなど)、麹菌など発酵に関わる微生物、虫や植物のミクロの世界をみんなで観察する定期イベントです。(→マイクロズーについて)。
今回もびっくりするようなミクロの出会いがありました。
お馴染みのクマムシ観察は変わらず人気で、クマムシを見たくて来ました、という方も多くいました。
今回は、希望者にジッパー付き小袋を渡して科学館の外でコケをとってきてもらい、自分でクマムシを見つけてもらうコーナーを設けました。
すると、2名の方が自分でクマムシを見つけることに成功。でも多くの子どもたちは無数の石粒の中からクマムシを探すのに苦戦していました。
虫コーナーでは今回ちょっと珍しいハチをご用意しました。世界最小の飛行昆虫で知られるホソハネコバチの仲間です。
こちらは韮崎で見つけたホソハネコバチ科の一種。体長は1ミリ弱。翅の精巧な構造が電子顕微鏡であらわに。これはたしかに翅ですが、トンボや普通のハチの翅とは飛行原理が違うとか。そのため、こんな変わった形をしているんでしょうか。
翅が風変わりなら、目も風変わり。複眼のようですが、形がちょっと変わってる。メロンパン?
下の写真はウラギンシジミの鱗粉をSEM観察したものです
味噌や醤油、日本酒づくりに欠かせない「麹菌」(アスペルギルス オリゼ)も観察し、菌糸や胞子が見られました↓
マイクロズーは参加費無料で定期的に開催しています。次回実施日は山梨県立科学館のHPでご案内します。