HPの表示が速くなると離脱が24%減る〜コアウェブバイタルと離脱数(離脱率)の関係

HPの表示が速くなると離脱が24%減ります。GoogleはHPの表示速度を『コアウェブバイタル』という指標で点数化しています。コアウェブバイタルの点数がいい場合、悪い場合と比べて離脱率が24%減ったということになります。

コアウェブバイタルと離脱率の関係についてのデータの説明

「コアウェブバイタルが良好」の場合、「良好でない」場合にくらべて、HPの離脱率が24%上昇します。これはGoogleが解析したデータです。広範な業種を含む数百万のウェブページのデータに基づくものですので、人々の心理に基づく行動が反映されたデータと言えます。

出典 https://blog.chromium.org/2020/05/the-science-behind-web-vitals.html

この場合の「良好」とは、いくつかの数値(しきい値)を意味しますが、たとえば以下の目安ということになります。

LCP(最大コンテンツの描画): 2.5秒未満
FID(初回入力遅延): 100ミリ秒未満
CLS(累積レイアウト変更): 0.1未満

「良好」であるかどうか?難しいところですが、google insightsというコアウェブバイタルを測定するサイトを使えば簡単に調べることができます。このサイトでサイトドメインを入力して実行し、その結果が緑色のOKになっていれば(あるいは、それに近い値であれば)「コアウェブバイタルは良好」ということになります。

HPの表示を早くした方がいい

これはWEB関係者にとっては驚きのデータかもしれません。24%というのは決して小さな数字ではないからです。

現代人がいかに気ぜわしく日々を送っているかの表れとも言えそうですが、そうである以上、HPの表示を早くした方が良さそうです。

この24%の離脱率現象は、長期的にみると露出を増加させる重要な効果をもつと考えていいです。

離脱率とは、閲覧者があなたのHPを見ることを止めてしまう、別のサイトの閲覧を開始してしまう率のことです。GA4では、離脱率は廃止となり、離脱数の表示となります。

離脱率はPV数(GA4では表示回数)、滞在時間(GA4では平均エンゲージメント時間)と同様、SEO上、重要な指標です。

以上から、HPでの集客や表示回数増加を目指すなら、コアウェブバイタルの改善を進めたいところです。

カテゴリー

ヒノキブンコ

ヒノキブンコ

SEOエンジニアとして2016年に開業。 現在はWEB制作も含めIT方面から地域の企業や産業をご支援しています