世の中にはブラックな会社、ホワイトな会社という言い方があるように、SEOにも「ブラックハットSEO」、「ホワイトハットSEO」という言い方がある。
ブラックハットSEOとは?
グーグルなどの検索エンジンは独自に開発したアルゴリズムで順位を決めているが、そのアルゴリズムの穴を突いて不正に検索順位を上昇させるのがブラックハットSEO。
ブラックハットSEOには、以下がある。
- 大量の被リンク設置、購入
- 隠しリンク、隠しテキスト
- 特定のキーワードをターゲットに自動的に生成された不自然な文章(ワードサラダ)
- クローキング(人と検索エンジンに、異なる内容を意図的に表示させる行為)
さらに具体的に言うと、以下がある。これはグーグルの公式サイトに記載されているもの。
検索ランキングを操作することを目的としている自動生成コンテンツ
https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/webmaster-guidelines?visit_id=637943165059664557-1532168972&rd=1#quality_guidelines
リンク プログラムへの参加
オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
クローキング
不正なリダイレクト
隠しテキストや隠しリンク
誘導ページ
無断複製されたコンテンツ
十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
構造化データのマークアップの悪用
Google への自動化されたクエリの送信
昔はグーグルのアルゴリズムがこのようなブラックハットSEOを検出する精度が低かったため、ブラックハットSEOに実際の効果があった。
しかし今は、AIなどによりアルゴリズムの質や精度が向上し、ブラックハットSEOが認められた場合は速やかにグーグルの検索結果からそのページやドメインが除外されるなど、深刻なペナルティが科される。
そのような背景から、グーグルは以下のページで正しいSEOのガイドラインを公開している。
そんな疑問は実は、だれも答えてくれない。答え合わせはできない。一部、グーグルサーチコンソールというツールで「手動による対策レポート」で知らせてくれる場合があるが、それはまれだし、初歩的なものに限られる。多くの場合、ペナルティを受けていそうだと思ったら、ペナルティ解除のための暗中模索の旅に出ることになる。そしてその旅は往々にして近場ではすまない。
ホワイトハットSEOとは?〜こちらがSEO対策
ブラックハットSEOは決して行わず、正しいホワイトハットSEOだけを行うことがSEO対策の大前提。
ホワイトハットSEOとはグーグルの以下のサイトに記載されている。コーダーやプログラマーでなければ、分からない用語ばかりなのが悲しいが、そもそもHP自体がコードやCMSでできているので、おのずとhtml、css、phpの知識が必要となる。
とはいえ実際のところ、ネットで検索して上位ヒットの解説ページを読んで、自分のHPに見よう見まねで反映していくのが、自力でやるには一番の近道だろう(筆者もそうしてSEOの知識を身につけた)。
悪意ないブラックハットSEOが行われるケースも
ブラックハットSEOを勝手に設定してしまうような悪意ある業者は昔は多かったが、今は少なくなった。
しかし、そのつもりはないのに知らずにブラックハットSEOを行ってしまうケースが後を絶たない。いわば、悪気のないブラックハットSEO。これは制作会社やデザイン会社の知識不足による。
そもそも納品物にSEOを施しても施さなくても納品物には見えにくい部分。そのため、もともとSEOの知識を持ち合わせてない制作会社も多い。
SEO面からの制作会社の選定は重要
Web制作(ホームページ制作、ランディングページ制作など)を依頼する場合、SEOについて一定の知識がある制作会社、あるいは制作にあたり外部のSEO専門家を入れる制作会社に依頼することを強くおすすめする。
たとえば、仕様書や見積書に記載された作業内容について「これはブラックハットSEOに該当しませんか?」と確認してみるのもいい。
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